OB・OG訪問について

OB・OG訪問の基礎知識

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インターネットを活用した就職活動が当たり前になった現在。だからこそ、実際に現場で働く人の生の声を聞くことや職場の雰囲気を、自分自身の体で感じ取ることが大切です。それがなぜ大切なのかというと、大学の先輩であり、社会人の先輩であるOB・OGを訪ねることは、会社の生きた情報を聞き出す絶好のチャンスだからです。例えば、実社会で働いている先輩たちが、会社でどういう働きぶりをしているのか、どんな雰囲気の会社なのか、先輩と後輩の関係や会社の中の風通し、フレンドリーなのか規律が厳しいのかなど、活字にならない生きた情報を手に入れることができます。

ただ漠然と行くのではなく、自分の知りたいことや先輩への質問事項など、明確なイメージを持って訪問しましょう。

なお、就職活動において学生の皆さんと企業等(OB・OG等を含む)の間でのトラブルが生じる場合もあります。

困ったことや不安を感じること(訪問の時間や場所等)があれば、【すぐに】キャリアセンターへご相談ください。

神戸大学キャリアセンター

電話マーク 078-803-5217
メールマーク stdnt-shushoku[at]office.kobe-u.ac.jp

神戸大学東京オフィス(キャリアセンター東京分室)

電話マーク 03-6269-9130
メールマーク tokyo-office[at]org.kobe-u.ac.jp

※メール送信の際には [at] を @ に置き換えてください

OB・OG訪問の流れ

①OB・OGを探そう!

1. キャリアセンターにある名簿から探す

キャリアセンターでは、企業等から提供いただいたOB・OG名簿や各府省の窓口担当者一覧を閲覧することができます。
学生証と筆記用具をご持参の上、キャリアセンターのカウンターにお申し出ください。
開室時間内(9:00~17:00)のみ閲覧可能です。予約制ではありませんので、順番をお待ちいただくこともあります。

2. キャリアセンター東京分室にある名簿から探す

東京オフィスでは首都圏で働く卒業生のために職種別・業界別で様々な交流会の運営をしており、
現在1700名を超える卒業生が登録しています。この登録者を中心に、できるだけ希望に合う方を紹介します。
※ただし、希望の方への連絡に時間がかかる場合や、見つからない場合がありますので、あらかじめ了解のうえ、申し込みください。

3. KU-NET(神戸大学コミュニティネットワーク)のOBOG訪問機能から探す

KU-Netは、卒業生、在学生並びに教職員 (退職された方を含みます。) が相互に学び、交流することによって
豊かな人生を築かれることをお手伝いすることを目的としています。 神戸大学学友会、同窓会、クラブOBOG会など様々な卒業生団体がKU-Netを利用し、卒業生のタテとヨコの接点拡大による活動を通じて神戸大学ブランド価値向上に繋がることを期待しています。
※KU-NetのOBOG訪問機能の概要及び利用方法は、KU-NETログイン後に「OB・OG訪問機能の概要」を参照してください。

4. ビズリーチキャンパスから探す

神大のOB・OGや企業とつながれる、OB・OG訪問ネットワークサービスです。神大出身のOB・OGが約600名登録しており、バックグラウンドの似た先輩や、興味がある企業に在籍する先輩に、本アプリからオンラインでOB ・ OG訪問ができます。
※「企業公認」の方の話を聞いてみましょう。
※利用約款を確認し、個人情報の取り扱いに注意の上、ご登録ください。
※事件や事故に巻き込まれないよう節度ある行動を心がけてください。

5. 学内の就職支援組織で探す

同窓会ならではのコネクションがある場合があります。一度相談してみましょう。

②アポイントを取ろう!

連絡先がわかったら、まずは訪問のアポを取りましょう。
自己紹介、訪問の目的、こちらの希望などを簡潔にまとめて伝え、OB・OGからの返事をいただきましょう。

※キャリアセンターのOBOG名簿を閲覧し、又は東京オフィスからの紹介により、 企業等(OB・OG等を含む)宛にメールを送付する場合は、写し(cc.)をキャリアセンターもしくは東京オフィスに送ってください。

電話での会話例

  • SAMPLE01 「はじめまして。お忙しいところ失礼いたします。
    私、神戸大学○○学部(研究科)の□□と申します。
    今、お話をさせていただいてよろしいでしょうか?
    (キャリアセンターで名簿を拝見し、△△にご紹介をいただき、)
    OB・OG訪問のお願いでご連絡を差し上げました。」
  • SAMPLE02 「現在就職活動中で、御社を志望しております。
    実際に働いていらっしゃる先輩にお話を伺いたく、ぜひ一度、お会いできればと思っております。
    お忙しいところ恐縮ですが、お時間をいただけませんでしょうか?」
  • SAMPLE03 「来週か再来週の午後以降で、○○様のご都合がよろしい日時はありませんでしょうか?」
  • SAMPLE04 「確認のため復唱させていただきます。
    日時は○月○日○時から、場所は△△でお願いいたします。
    本日はありがとうございました。それでは失礼いたします。」

③事前準備をしよう!

お忙しい中時間を割いてくださるOB・OGの時間を無駄にしないためにも、事前の準備、下調べは必須です。

質問したいことをまとめる

お忙しい中時間をHPや会社四季報などで事前にわかる基礎的な企業情報をふまえた上で、聞きたいことを箇条書きにした質問ノートを作って持っていきましょう。聞き忘れを防ぐだけでなく、たとえ会話が途切れても、焦らず対応できます。割いてくださるOB・OGの時間を無駄にしないためにも、事前の準備、下調べは必須です。

質問例

  • 先輩がその業界・企業を志した理由は?

  • 具体的な仕事内容は?

  • 1日のスケジュールは?

  • 入社前後でギャップを感じたことは?

  • この会社に入ってよかったことは?

  • 社内の雰囲気は?

  • 仕事のやりがいは?

  • これまで経験した仕事は?

  • 仕事での成功談・失敗談は?

  • 打ち合わせやミーティングの雰囲気は?

  • オンとオフの切り替えは?

  • 会社に必要な人材について思うことは?

履歴書を作成する

自己紹介も兼ねて、学生時代のプロフィールを示す書類などを用意しておきましょう。
書き方のアドバイスをいただけることもあります。

④訪問しよう!

訪問する

遅刻は当然厳禁です。約束時間の15分前には到着するよう心がけてください。しかし、早く到着したからといって、約束の時間より前に先方を呼び出すことはマナー違反です。受付、備え付けられている呼び出し用の内線電話や、事前にお伺いした先輩の携帯電話に連絡し、到着した旨をお伝えしましょう。

じっくりと話す

限られた貴重な時間の中で、OB・OGからリアルな情報を聞き出すにために、「私はこう思っているんだ!」という素直な思いをぶつけてみましょう。それが具体的であればあるほど、先輩もあなたに合った情報を提供しやすくなります。例えば、「こういうことをしたいと思っています。」「こんなことができるんじゃないかと思って志望しています。」など。すると、その思いに対して具体的な言葉が返ってきます。「その仕事をやっている人、紹介するよ」「ここの企業が強いよ」「○○のスキルが必要だね」などなど、今後の就職活動に役立つリアルな情報を新たに発掘できるという、有意義なOB・OG訪問を行うことができます。もちろん、聞き方には配慮が必要です。大学の先輩だからといって、気を抜いて話したり、礼儀に欠けることの無いように注意しましょう。

⑤お礼をしよう!

訪問後にお礼をするのは、大人としての当然のマナーです。遅くとも3日以内にはお礼状を出しましょう。訪問した日のうちにメールを送り、さらに封書でお礼の手紙を送ると、より丁寧で感謝の気持ちが伝わります。その際、実際に話を聞いて感じ取ったこと、勉強になったことなどを交えて書くと、忙しい時間の合間をぬって会ってくれた先輩も、「自分の伝えたいことをわかってくれた」と喜んでくれるはずです。そうすれば、今後も就活を続けていく上で、お願いしたいことや気になることが出てきたときに、再度連絡が取りやすくなります。最終的な進路が決まった際には、必ず結果報告も感謝の気持ちと一緒に送っておきましょう。