(公務員)就職活動の流れ・知識

1.キャリアセンターの支援

キャリアセンターの支援 イメージ画像

各種ガイダンス・説明会

年間を通して、キャリア・就職に関するガイダンスや官公庁等の説明会を開催しています。
キャリアセンターHPのトップページ「お知らせ」「ガイダンス情報」「官公庁等説明会」はこまめにチェックしてください。
公式SNS(InstagramTwitter)でも情報を発信しています。ぜひフォローしてください。

学外でも、人事院や支援団体主催の様々な公務員関連イベントが開催されています。
積極的に参加して、仕事理解を深めましょう。

人事院のイベント情報(全国)
人事院近畿事務局のイベント情報(近畿) ※その他の地区はこちら(人事院各地方事務局)
・京僚会(FacebookTwitter
(国家公務員(総合職)を目指す関西の学生を支援する、国家公務員内定者による団体です。)

進路・就職相談

キャリアセンターでは、キャリアアドバイザーによる個別相談を実施しています。
進路に関することや、ES、面接など、公務員試験対策にもぜひご利用ください。
(筆記試験等の問題・解答に関するご質問はお受けできません。)

試験対策

公務員関連の書籍(公務員の仕事研究・過去問・面接対策など)を貸出しています。
その他、試験に関する資料についてはキャリアセンターまでお問い合わせください。

※国家公務員試験の過去問は、人事院開示請求電子申請システム窓口から請求することが可能です。(有料)

OB・OG名簿

キャリアセンター内で各種OB・OG名簿を閲覧できます。
公務員関連では「国家公務員のOB・OG訪問の各府省窓口担当者一覧」と「KOBEナビゲーターリスト」があります。
詳細は「OB・OG訪問について」をご覧ください。

インターンシップ

各官公庁・各自治体では様々なインターンシップが開催されています。
キャリアセンターの「インターンシップ」ページや、各官公庁・各自治体のウェブページで詳細を確認してください。
キャリアセンターを通して申込みをするプログラムには、学内締切が設定されます。
(原則、締切日の2週間前)

2.公務員の仕事

「人と社会のために働く」

公務員の仕事には、企業とは異なる魅力があります。現在、国民生活を取り巻く環境が大きく変化しています。公務員には、社会の変化の中で生まれる生活の格差や、教育問題、環境問題など多くの課題が課されています。解決はたやすいことではありませんが、やりがいのある仕事であると言えます。

「国家公務員」と「地方公務員」に分かれており、就職する官庁や自治体・配属先により、業務内容は多岐に渡ります。

「人と社会のために働く」 イメージ画像

◎準公務員(みなし公務員)について

準公務員(みなし公務員)とは、公務員ではないが、職務の公益性と公共性から、公務員に準じた取扱いを受ける者のことを言います。(日本郵便株式会社の職員、日本銀行の職員、国立大学法人の職員 など)

待遇面で公務員に準じている独立行政法人や機構、団体も多くありますので、公務員志望の皆さんは選択肢の一つとして検討してみてください。(参考:「公務員試験情報サイト KOUMUWIN!」準公務員試験日程一覧

3.公務員試験

公務員試験 イメージ画像

安定した職業として人気が高く、試験に合格するためには一定期間以上学習に取り組む必要があります。

行政職の場合、多くの試験種において筆記試験として、法律・経済・政治などの専門試験と、数的処理・人文科学・自然科学などの教養試験、論文試験が実施されています。

技術職の場合、専門試験の内容が職種によって異なります。

また、近年は特に地方公務員において面接や集団討論などの人物評価重視の傾向があり、本当に公務員の仕事に対して意欲を持つ人を厳選する傾向が見られます。そのため、筆記試験対策を行うとともに、志望先の官庁や自治体に関する情報収集が非常に重要となります。

試験までの流れ(4年生で受験する場合)

※過去の実施例

  • 3年生4月~12月頃 公務員試験の学習開始

  • 3年生9月頃~ 国家公務員や地方公務員の「業務説明会」等に参加

  • 4年生4月~5月頃 各試験種受験申込

  • 4年生4月~9月頃 受験

試験の流れ(平成30年度例)

試験の流れ(平成30年度例)

国家公務員の主な試験種

司法府

試験名 勤務先 業務内容
裁判所 職員総合職・一般職
(裁判所事務官)
各裁判所 各種裁判事務及び総務・人事等の司法行政事務全般
試験・研修を受け裁判所書記官となる道も
裁判所職員総合職
(家庭裁判所調査官補)
各家庭裁判所 紛争当事者や事件送致された少年・保護者を調査し,紛争原因や非行に至った動機,生活環境等を調査

立法府

試験名 勤務先 業務内容
衆議院事務職総合職・一般職 衆議院事務局 衆議院の運営事務・国政調査事務等
衆議院法制局総合職 衆議院法制局 法律案・修正案の作成、法制に関する調査
参議院事務職総合職 参議院事務局 参議院の運営事務・国政調査事務等
参議院法制局総合試験 参議院法制局 法律案・修正案の作成、法制に関する調査
国立国会図書館(総合職・一般職) 国会図書館
(東京本館・関西館など)
国会議員の立法等に関する調査研究活動補佐、国民への参照サービス

行政府

試験名 勤務先 業務内容
国家公務員総合職 中央省庁 1府12省庁の幹部候補…政策立案や実行
国家公務員一般職 中央省庁および
地方出先機関
地方出先機関の幹部候補…国と地方の橋渡し
★国税専門官 国税局/税務署 国税調査官・国税徴収官・国税査察官、3つの職種
★労働基準監督官 各労働基準局
労働基準監督署
労働条件の確保・改善のための監督・指導
★財務専門官 財務局/財務事務所 財務局における国の予算及び決算,国有財産の管理等並びに金融機関等の検査等に従事
★外務省専門職員 外務省/在外公館 地域の情報収集・分析し、国の政策立案を支える
★防衛省専門職員 [語学職員]本省内部部局:諸外国との防衛協力・交流推進、PKO等の企画立案
自衛隊:自衛官の語学教育、会議通訳、海外資料収集・分析
[国際関係職員]情報本部:国際関係、地域情勢、軍事情勢の情報収集・分析
★法務省専門職員(法務教官等) 刑務所、少年院等 被収容者の監督指導、少年の矯正教育など

★印の職種は専門性が高いため行政職とは別の試験が実施されます。他に航空管制官・入国警備官なども同様です。

※業務内容等に関するより詳しい内容は、各省庁のウェブサイトや刊行物で確認してください。

地方公務員の主な試験種

試験名 勤務先 業務内容
地方上級
(都道府県・政令市・特別区)
各自治体本庁
および出先機関
広域的事務・社会福祉や総合開発
市役所
(上級 等)
住民生活に密着する基礎的な事務・都市計画

地方公務員の採用情報等は、各自治体のウェブサイトや、「地方公務員採用試験案内(地方公共団体情報システム機構)」・「公務員試験情報サイト KOUMUWIN!」等でご確認ください。